国民年金は、年老いたときやいざというときの生活を、働いている世代みんなで支えようという考えで作られた仕組みです。
具体的には、若いときに加入して、保険料を納め続けることで、①歳をとったとき、②病気やケガで障がいが残ったとき、③家族の働き手が亡くなったときに、年金を受け取ることができる制度です。
日本国内にお住まいの20歳以上60歳未満の全ての人に国民年金への加入が法律で義務付けられています。
国民年金のメリット
老後をずっと支える終身の年金です
老齢基礎年金は、生きている限り年金が受け取れる一生涯(イッショウガイ)の保障です。国が責任をもって運営するため、安定していますし、年金の給付は生涯にわたって保障されます。
ケガや病気、万が一のときにもサポートします
老後だけでなく、加入者がケガや病気により障がいが残ったときは「障害基礎年金」、亡くなられたときにはその加入者により生計を維持されていた遺族(「子のある配偶者」や「子」)に「遺族基礎年金」が支給されます。
納めた保険料分は税金の負担が軽減されます
納めた保険料は、確定申告の際に全額が「社会保険料控除」として認められています。
国民年金の加入手続き
「国民年金資格取得届」を提出してください
20歳の誕生月(タンジョウヅキ)の前月に日本年金機構より送付される「国民年金資格取得届」に必要事項を記入し、住民課(役場1階)もしくは広島南年金事務所に提出してください。後日「年金手帳」と「国民年金保険料納付書」が届きます。(厚生年金保険の被保険者、障害年金・遺族年金を受給している人には届きません)
※学生や収入が少なく保険料の納付が困難な場合は、「学生納付特例」や「若年者納付猶予」など保険料の支払いを猶予する制度があります。希望する場合は、併せて申請してください。