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心の風景 私の海田町(カイタチョウ) 変わり続けるまち、つながる思い

企画課

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第3回 七夕

7月7日は七夕の日です。海田町(カイタチョウ)でも昔から七夕行事が行なわれていました。

今回は、昔の七夕行事を知るとともに、現在、海田町(カイタチョウ)の七夕を代表する行事「かいた七夕さん」について、実行委員会会長の田川 房雄(タガワ フサオ)さんに話を聞きます。

七夕行事

牽牛・織女の二星(ニセイ)をまつり、7月7日は井戸がえといって井戸のなかへ入り、水を残らずくみ上げて掃除をしました。

家々では笹を立て、これに願いごとを書いた短冊や紙人形・月星などの切紙で飾りつけました。

田川 房雄(タガワ フサオ)さん

私は、「かいた七夕さん」は昔の七夕行事でいうところの井戸が瀬野川(セノガワ)に代わっただけと考えています。命の源と言ったらおおげさかもしれませんが、私たちは瀬野川(セノガワ)の水で生活しており、瀬野川(セノガワ)の水が命を繋いでいます。そのため、「かいた七夕さん」を通して、瀬野川(セノガワ)への感謝の思いを伝えてほしいですね。

「かいた七夕さん」を続けていて嬉しい話もあります。「子どものときに参加して楽しかったから大人になってボランティアをしている」という人、「短冊に書いた願い事が叶った」という人などです。

子どもの時に家族や友だちと行ったお祭りなどは大人になっても忘れない大切な思い出となりますが、今ではそのような経験をする機会がなくなってきていると感じます。ですので、「かいた七夕さん」がその機会となることを願っています。

これからも「かいた七夕さん」を開催できる環境を残してほしいです。瀬野川(セノガワ)はとてもきれいな川です。そのようなふるさとの美しい環境を維持することを意識してほしいですね。