水道料金の改定の検討状況

海田町（カイタチョウ）では平成31年1月に水道事業の将来を見据えて、水道事業の基本計画である『海田町（カイタチョウ）水道ビジョン』を策定しました。現在、この水道ビジョンに基づき料金改定の検討を進めています。

海田町（カイタチョウ）水道事業では、人員削減などにより、安価な料金水準で経営を維持してきました。しかし、今後は老朽化の進行した国信浄水場の機械設備更新や基幹管路の更新などの大規模な工事に多額の費用が必要となります。

2062年度までの更新費用総額　83億円

この更新需要を現在の料金水準のままで賄おうとすると、2020年度には単年度損益が赤字となり、以降損失額は増加傾向となり資金残高（内部留保資金）は2024年度以降赤字に転じ、2062年度には57億円のマイナスが見込まれます。

業務の効率化やコスト縮減に努めてきましたが、今後求められる水準を維持し必要な事業を実施するためには、料金の値上げが必要となります。

平成31年2月に学識経験者2人、水道利用者6人で構成される海田町（カイタチョウ）水道事業経営審議会を開催し現在の海田町（カイタチョウ）の水道の料金体系や全国的な料金改定の流れについて説明し貴重なご意見をいただきました。今後も審議会を開催し、料金改定に関するご意見を伺う予定です。

主な意見

・水道料金が上がるのはありがたくないが、上がるのなら現状に合うように、急に上がらないようにしてもらいたい。

・将来人口が減っていく中で少ない人口で水道を維持していかなければならないことを言わなければならない。

・料金値上げの必要性を理解してもらって料金を上げていくと良い。

※当日の説明資料や質疑応答の内容などは、海田町（カイタチョウ）のホームページに掲載しています。