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今をときめくまちのあの人に会いに行く ボリューム5

海田町(カイタチョウ)にゆかりのある人を毎月ピックアップし、現在の活動や仕事から、海田町(カイタチョウ)への思いまで深掘りしていきます。

9月号では、海田町(カイタチョウ)パラリンピック聖火フェスティバル「採火(サイカ)式」へ参加された池田伸彦さんを取材しました。スポーツを始めたきっかけや、パラリンピックにかける思いを聞かせていただきました。

池田伸彦さん

府中町出身/介護福祉士

プロフィール

いけだ・のぶひこ

府中小学校、府中中学校、瀬戸内高等学校、福祉リソースカレッジ広島卒業。現在は、社会福祉法人共助(キョウジョ)会のデイサービス瀬野時計台で責任者を務める。2015年、2017年、2018年に全国障害者スポーツ大会出場。ソフトボール投げでは出場3大会すべてで金メダル(キンメダル)受賞。2015年では50メートル走(ソウ)も金メダル(キンメダル)を受賞した。

運動に明け暮れた少年時代 人生が変わる大きな決断

小さな頃からからだを動かすことがすきで野球やソフトボール、サッカーなどにしょっちゅう友達をさそって遊んでいました。友達も、スポーツがすきな子が多くて、みんなとグラウンドで遊んでいた頃が懐かしいです。

運動が大すきだったので、学生時代はソフトボール部や野球部に入部して、熱心に部活の練習に励んでいました。振り返って思い出してみても、根っからの野球少年だったと思います。嬉しかったのが、瀬戸内高校に入学した時のこと。3年生の先輩が甲子園に出場することになって、僕たちもバスをたくさん借りて、みんなで応援に行ったことがありました。忘れられない思い出ですね。

高校を卒業した後は、派遣会社で働いていたのですが、そこで地元の後輩のおとうさんと出会い、建築・土木関係の会社にさそってもらいました。事故に遭ったのは、社員になった20歳の夏。仕事中、重機に右足をひかれる事故に遭い、右足を切断し義足で生きていくことになりました。

幸運な人と人との巡りあいと自分に負けない強さを抱いて

希望を与えてくれた障がい者スポーツ

20歳でこれからというときに、障がいを抱えて生きていくことになります。僕の場合は、切断するか装具をつけるかの二つの選択肢がありました。どうするか悩んでいたとき、皮膚移植の先生から「義足ならなんだってできるよ」と言葉をかけてもらい、その言葉にとても勇気付けられたんです。テレビなどで、義足の選手がスポーツをしている姿を見て、常々「すごいな」と思っていたのですが、自分が同じような立場になって、改めて義足の選手たちが競技に生き生きと向き合っている姿に、「自分にもできるかもしれない」と思ったんです。僕はすごく負けず嫌いなんです。自分で決めることなら悔いが残らないし、力を試したいと思い、希望を見出した義足で第二の人生を生きていくことを決めました。義足になってから陸上競技を始めたのは、僕がリハビリにかよっている頃、広島国際大学で義肢(ギシ)装具学を教えている教授と知り合えたことがきっかけです。出会った頃は顔見知りくらいだったのですが、リハビリをおこなってくださった理事長先生の運営する社会福祉法人に入社した後、教授から陸上をやってみないかというお誘いをもらって。僕自身、パラリンピック陸上競技には興昧があったので、「やる前から諦めたくない」と思い、陸上競技に挑戦することを決めました。

多様性が認められる社会の実現に向けて

僕は今、社会福祉法人共助(キョウジョ)会のデイサービス瀬野時計台で、施設の責任者を務めさせていただいています。ここでは共生型という障がい者も高齢者も分け隔てなく世代間交流し、併設した洗濯場で生産活動を行うなどの一緒に活動する場を作っています。「共生社会」の実現に向けて取り組んでいこうという理事長の理念が表現された場なんです。

パラリンピックは、まさに「共生社会」の実現を目指す、大きな一歩になる大会だと僕は思っています。今回、採火(サイカ)式開催にあたって声をかけてもらえたこと、最初はとても驚きましたが、本当に光栄なことだと思いました。この大会は、障がいを持っていても、その人がその人の個性を発揮し自分らしく輝ける舞台です。そして、観戦している人にとっては、選手が苦難を乗り越え、競技大会の舞台に立つ姿に勇気や希望を抱き、感動を覚え胸打たれる体験になると思うんです。様々な苦難を乗り越えたからこそ、輝いて見える選手の姿に、「自分にも何か携わって力になれることはないかな」「自分にも何かがんばれることがないかな」と、自分自身に立ち返って考えるきっかけにしてもらえると嬉しいです。

海田町(カイタチョウ)に住み始めて9年。西田町長も掲げられていた「地域共生社会」の実現に向け、このまちが一人一人にとって住みやすい町であってほしいし、「海田町(カイタチョウ)っていいな」と思ってほしいです。コロナ禍(コロナカ)で、イベントの開催がなかなかできなかったり、交流の場が閉ざされていますが、リニューアルした織田幹雄スクエアでスポーツ教室や講座の開催など、僕もスポーツにかかわることで地域に貢献していきたいです。

MY Favorite 海田のお気に入り

辛部のつけ麺

麺類全般大すきなんですが、辛部のつけ麺が僕はすごくすきなんです。特に、暑い日に、いっぱい走ってからだを動かした後に食べるのが本当においしい。週に一度は、お店に行って食べるか、テイクアウトするかで食べています。

今をときめくまちのあの人に会いに行く 募集

企画課(役場3階)

電話番号823-9212

メールアドレスkikaku@town.kaita.lg.jp

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