織田幹雄スクエア
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今年、建築から250年目を迎える座敷棟。ここは、千葉家にとって特別な意味を持つ場所として、代々大切に守り伝えられてきました。おもに家族の住まいや家業の場であった「主屋(しゅおく)」「角屋(つのや)」と異なり、座敷棟は、海田を訪れたお客さまをもてなすための空間でした。千葉家は江戸初期に海田に来住し、酒造業を営むかたわら、宿駅の要職も担う有力な町人であったため、御茶屋(本陣)や脇本陣に次ぐ格式の座敷を持つことが許されました。主に大名家の家老クラスや長崎奉行など幕府要人の休泊に使用された記録が残っています。建築当時の面影を色濃く残した座敷で、江戸時代の旅人の思いを、ぜひ体験してください。