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やくばのリレー便

~副町長・教育長・各部長による現場リポート~

今月はこの人

副町長/夏目 啓一

毎月、副町長・教育長・各部長がバトンをつないで、町の“中のこと”をお話ししていきます。

この4月から副町長に就任しました夏目です。

私は高校まで山口県岩国市(の片田舎)で育ち、大学で一度上京したのち、広島に帰ってきまして県庁に入庁(ニュウチョウ)いたしました。

これまで直接には縁のなかった海田町 ですが、決して大きくない規模にありながら日浦山や瀬野川などの自然に恵まれ、かつ広島市をはじめ呉や東広島方面にもアクセスしやすく、広島県の魅力とされる「都市と自然の近接性」がコンパクトにほどよくまとまった町だと感じています。

県庁では約30年間、さまざまな部署を渡り 歩きましたが、なかでも令和3年に開学(カイガク)した叡啓(エイケイ)大学の立ち上げにかかわった4年間は、印象深い経験のひとつとなっています。

これからの時代、社会全体の不確実性が増し、社会課題はますます複雑になると言われていますが、この大学では、そうした課題に対して、「経済や工学など一分野の専門性を深めるのではなく、異なる専門分野を組み合わせて、新たな解決策を見いだす人材を育成する」といった基本的な考えが制度設計の礎となっています。

行政課題への対応においても、先ほどの「専門性」ではないですが、それぞれの行政分野の枠組みをベースとしながらも、その枠を超えた発想・視点というものが今後より一層求められるように思います。その意味では、既存の考えに縛られず、柔軟な思考で事にあたっていける「しなやかさ」を念頭に置きながら、町政を下支えしていきたいと思っています。

来月は、森山教育長です! どうぞお楽しみに!