日ごろは自分の仕事を持ち、生活している海田町の消防団員たち。
しかし、ひとたびサイレンが鳴り
災害が発生したことを知ると
いち早く現場へ駆け付け、
一丸となってまちを守る存在です。
月に一度の訓練をはじめ、
「もしも」への備えを
日々積み重ねています。
訓練でチームの絆を深め、地域を守る力を育む
日曜の朝、月に一度の訓練日。ある人は自家用車で、ある人は自転車で。海田町消防団の団員たちが、瀬野川の河川敷に続々と集まってきます。
久しぶりに団員同士が顔を合わせるとあって、和んだムード。しかし「海田町消防団、集まれ!」という副団長の号令が掛かると、空気は一変。この日は洪水リスクが高まる時期に備え、安芸消防署の隊員から土のう作りやシート張りの方法を学びました。
10代から60代までの団員が所属し、広島県内で最も女性団員の割合が高い海田町消防団。訓練では、女性団員たちが重たい土のう作りに率先して取り組み、真剣な表情で励む姿が印象的でした。
入団のきっかけは「知人に声をかけられて」「見学して面白そうだったから」など、さまざま。30年以上続ける人もいます。「安全に楽しくやらんと、力は出せん」と笑う団長の言葉どおり、和気あいあいとした空気の中で、確かなチームワークが育まれています。
あの日の記憶を胸にありえないことに備える
彼らの記憶に深く刻まれているのは、平成30年7月豪雨です。瀬野川の氾濫や土石流などによって町は大きな被害を受け、団員たちは24時間体制で交代しながら、昼夜を問わず現場に立ち続けました。土砂のかき出しや安全確認など、炎天下での作業に耐え、仕事を休んででも現場に向かい合った日々。過酷な状況の中で、地域の人々からの温かい差し入れやねぎらいの言葉が、励みとなったといいます。
常に危険と隣り合わせの任務を続ける理由について、団長は「誰かがやらんといけん。格好良く言うと、責任感ですかね」と語ります。出動先の現場には常に緊張感が伴いますが、普段から団員同士が声を掛け合い、互いに支え合う関係が大きな力になっています。
穏やかな日常のすぐそばで、「もしも」は突然その姿を現します。“ありえないことはありえない”という思いを胸に、彼らは今日も、まちのどこかで備え続けています。
もしもの時、真っ先に駆け付ける勇者たち。
その人たちこそ、まちの防災ヒーロー。
消防団員募集中!
海田町消防団は新規入団者を随時募集しています。訓練時には1日3,500円、災害時には出動時間ごとに2,000円~8,000円の出動報酬が支給されます。また年に一度の年額報酬(36,500円~)や、5年以上の勤続者には退職報償金(200,000円~)も支給しています。
海田町に居住または勤務している健康な人であればどなたでも入団できますので、気軽に問い合わせてください。
問い合わせ 海田町消防団事務局(海田町防災課内)
電話番号 823-9208
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