海田西小学校の一角では、
開花前の若いひまわりが
夏の風に揺れています。
その一つ一つは、こどもたちが
まいた種から育ったものです。
花が咲くのはあともう少し。
美しい景色へ向かう歩みは
始まっています。
町花「ひまわり」を介して命の尊さを伝え続ける
「夏の日差しの中で、太陽に向かって伸びるひまわりのように、こどもたちには明るく元気に育ってほしい」。そう語るのは、海田町の住民活動団体「かいたのヒマワリ屋さん」の皆さんです。「一家に一花を」を合言葉に、学校や公園などでひまわりを植栽し、海田町の花「ひまわり」が彩るまちづくりに取り組んでいます。
6月下旬には、海田西小学校の「総合的な学習の時間」で出前講座を実施。5年生の児童に、町花ひまわりの歴史や大事にしている思いなどについて伝えました。スライドを見つめながら、熱心にメモを取るこどもたち。その真剣な表情に、学びへのまっすぐな思いがあふれていました。
講座で最も伝えたかったことは「命の尊さ」だと代表の川上一望さんは話します。隣町の矢野西小学校に通っていた木下あいりちゃんの事件を風化させないため、毎年11月22日の命日に合わせて「あいりちゃんのひまわり」を咲かせる活動を実施。あいりちゃんが好きだったひまわりの花に、「命の尊さを感じてほしい」という願いを込めています。
まいた種から花が咲き、実った種を次の世代へ
活動の道のりは、決して平坦ではありません。育てたひまわりが台風や強風で倒れたり、イノシシやサルに荒らされたりすることもあります。それでも「かいたのヒマワリ屋さん」の皆さんは、「ひまわりを通じて人と人がつながることが力になります。何より、こどもたちの笑顔が一番の原動力です」と口をそろえます。
出前講座の最後に、5年生へ託されたのは「ひまわりの継承」という大切な役目でした。「今年咲いたひまわりから種を採り、次の5年生へ渡してください」。その言葉を胸に、こどもたちは当番制で水やりを続け、「元気に咲いてね」と願いを込めながら育てています。やがて花が咲き、実った種は次の世代へと受け継がれ、命を大切にする心や人を思いやる優しさもまた、未来へとつながっていきます。今年も海田町には、みんなの希望をのせたひまわりが、夏空に向かって力強く咲き誇ります。
平成27年に誕生した「かいたのヒマワリ屋さん」は、今年で活動12年目を迎えます。立ち上げメンバーは河野さん、川上さん、植木さん、宮尾さん。
5年生のみんなでひまわりポーズ!
未来へつなぐ、ひまわりの命。
その先に、笑顔と優しさの花が咲く。
ひまわり好きの人、大歓迎!
「かいたのヒマワリ屋さん」では、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。特別な経験は必要ありません。種まきや水やりなど、無理のない範囲で参加できます。少しの参加が、地域の笑顔につながります。まずは気軽にのぞいてみませんか。
問い合わせ 地域みらい課(役場3階)
電話番号823-9219 FAX 823-9203
