「どうしたらいいだろう」
認知症の母と、母を支える息子。
介護の悩みを抱えるなか、
地域包括支援センターに
相談したことで、少しずつ変化が。
母の笑顔が増え、
親子で会話を楽しむ時間も
戻ってきました。
一人で頑張るだけでは守れないものがある
仕事をしながら海田町で母と暮らす一人の男性。かつて両親は、地元で青果店を営んでいました。働き者だった母が、熱中症で倒れて救急搬送されたことをきっかけに、暮らしに変化が訪れました。
病院から介護保険の申請を勧められ、地域包括支援センターに相談することになりました。要介護認定を受けた後、居宅介護支援事業所の担当ケアマネジャーからデイサービスの利用を提案されましたが、母は嫌がりました。
それでも約1年かけて母にデイサービスを勧め続け、週1回通うように。少し安心したものの、通い始めてからも、困ることがありました。
大変だったのは、母が通帳からお金を引き出し、市場で大量の果物を仕入れてきたこと。おそらく商売をしていた頃の感覚が残っていたのでしょう。果物やお金が無駄になってしまうと伝えても、うまく伝わりません。もどかしさから、つい母を怒ってしまうことも。「自分が支えなければ」と頑張るほど、追い詰められていきました。
小さなことでもいい話すことから明日が変わる
そうした大変な状況のなか、再び地域包括支援センターに相談しました。センター職員や担当ケアマネジャーと話し合い、デイサービスを週3回に増やすことに。通ううちに友達もでき、母は楽しそうな様子を見せるようになりました。
「元気そうな母の姿を見て、安心しています。『今日のデイサービスはどうだった?』と親子で話す時間もできました。地域包括支援センターに話を聞いてもらうだけでも、心の支えになります。私も相談することで、前向きになれました」と話します
。「お二人の表情が柔らかくなっておられ、うれしく思っています」と話すのは、地域包括支援センター長の坂本さん。「こんなことで相談していいのかなと迷ったときこそ、まずはセンターに相談してほしいです。困っていることを伺い、必要な支援につながるよう、一緒に考えていきます」と続けます。心配ごとや悩みを話すことで、目の前の景色が少しずつ変わってくるはずです。
相談は前を向いて進むための一歩。話すことで安心につながる。
こんなときは、地域包括支援センターへ
相談無料・秘密厳守
ひとり暮らしで困っているけど頼れる人がいない…
介護保険を使うにはどうしたらいいの?
介護や医療、お金のことなどいろんな不安がある
近所にいるお年寄りのことがちょっと心配…
地域包括支援センターは、高齢者とその家族のための身近な相談窓口です。地域の高齢者が安心して住み慣れた地域で暮らせるよう、お手伝いしています。困りごとやどこに相談すればよいかわからない場合など、気軽に相談してください。
センター長 坂本
海田町地域包括支援センター
電話番号 821-3210 海田町栄町5-13(安芸地区医師会施設内)
営業時間 月曜日~金曜日 8時30分~17時15分 ※祝日・年末年始を除く
