令和7年度高齢者肺炎球菌ワクチン定期予防接種について
1.肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。肺炎は日本人の死因の第3位で、肺炎によって亡くなる方の95%が65歳以上の方です。特に、心臓や呼吸器に慢性疾患のある方、腎臓病や肝臓病、糖尿病の方等は肺炎にかかりやすく重症化しやすい傾向があります。
今回の高齢者肺炎球菌ワクチン定期予防接種については、過去に肺炎や肺炎球菌感染症にかかったことがある方についても接種の対象となります。
(1)ワクチンの効果
肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、定期接種で使用される「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、そのうちの23種類の血清型に効果があります。この23種類の血清型は成人の侵襲性肺炎球菌感染症(※)の原因の約4-5割を占めるという研究結果があります。「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」はこの23種類の血清型の侵襲性肺炎球菌感染症を4割程度予防する効果があります。
※侵襲性感染症とは、本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のことをいいます。
(2)接種方法
「23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン」を1回接種します。
2.対象者
次の(1)、(2)に該当する方のうち、これまでに肺炎球菌ワクチンを1度も接種したことがない方
(1)令和7年度中に65歳を迎える方
対象の方には、誕生日月の翌月上旬に予診票と接種券を送ります。
65歳 |
昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生 |
(2) 60~65歳未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に身体障害者手帳1級相当の障がいのある方(個別通知はしていませんので、該当する方は健康づくり推進課までご連絡ください。)
3.接種期限
66歳の誕生日の前日まで
※この期間を外れると、全額自費となります。
4.費用について
自己負担額 4,400円(医療機関の窓口でお支払いください。)
次の方は、自己負担額が免除となります。次の確認書類を医療機関に提示してください(支払い後の償還払いはできません)。
免除対象者 |
確認書類 |
生活保護世帯に属する方 |
◆被保護者証明書 |
町民税非課税世帯に属する方 |
◆免除証明書(事前に健康づくり推進課で交付を受けてください(要身分証明書)。) ◆免除証明書の代用となる書類((1)~(3)のいずれか) (1)社会福祉法人等利用者負担軽減確認証 (2)後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減額認定証 (3)介護保険負担限度額認定証 |
中国残留邦人等支援給付を受けている方 |
◆受給証明書 |
5.接種時に持っていく物
- 予診票、接種券
- 住所、氏名、年齢が確認できるもの(マイナンバーカード、保険証、運転免許証等)
- 対象者(2)に該当する方は障がいの程度が確認できる書類(身体障害者手帳等)
- (免除対象者のみ)上記確認書類
6.接種できる医療機関について
ワクチンの在庫状況により接種できない場合がありますので,直接医療機関にお問い合わせください。
町外の医療機関でも受けられますが、事前に直接、医療機関へお問い合わせください。(ただし広島県内に限ります。)
医療機関 |
住所 |
電話番号 |
予約 |
秋本クリニック |
稲荷町3-34 | 082-823-7777 | 7日前まで |
おんじ内科クリニック |
南大正町3-25 | 082-516-5316 | 7日前まで |
海田よつ葉クリニック |
栄町5-32 | 082-562-2100 | 2日前まで |
かわもと皮ふ科 |
窪町2-14 |
082-820-0101 |
7日前まで |
くすおか整形外科クリニック |
新町17-8 |
082-824-0505 |
5日前まで |
くるしま内科循環器クリニック |
成本14-12 |
082-821-2212 |
2日前まで |
高橋医院 |
南堀川町1-15 |
082-823-4602 |
2日前まで |
ちえ内科クリニック |
幸町8-14-3 |
082-847-6500 |
予約不要 |
深坂内科循環器科医院★ |
窪町2-14 |
082-823-0588 |
3日前まで |
森原内科胃腸科医院 |
蟹原1-13-11 |
082-822-5550 |
4日前まで |
南海田病院★ |
栄町2-42 | 082-823-8855 | 7日前まで |
山野上内科クリニック |
稲荷町7-15 |
082-823-7272 |
2日前まで |
山本整形外科病院★ |
堀川町2-23 | 082-822-3000 | 7日前まで |
よしだ内科呼吸器科 |
西浜4-22-4 |
082-821-2512 |
予約不要 |
★印の医療機関は、通院患者のみ接種可。
7.その他
定期接種の対象外の方の接種費用を一部助成してきましたが、令和7年3月31日をもって終了しました。