ヒアリ・アカカミアリにご注意を
先日,広島県内でアカカミアリが見つかったとの情報が入りました。
ヒアリのページにアカカミアリの内容を追加し再度掲載します。
---------------------------------------------------------
ヒアリが日本各地で見つかっています。また,過去には広島港でもヒアリが発見されました。
ヒアリは強い毒針を持っており,攻撃性も強いため大変危険です。ヒアリと同じく特定外来生物であるアカカミアリという毒性を持つアリもいます。もし見慣れないアリを発見しても,むやみに触らないようにしましょう。
ヒアリの特徴
・体長は2.5ミリから6.0ミリほどで、赤っぽくツヤツヤしており、足は6本,腹部(お尻)の色は暗めです。お尻に毒針があります。
・色々な大きさのヒアリが混じって生活しています。
・大きなアリ塚を作ります。しかし、アリ塚が大きく目立つようになるまでには数年かかり、初期のアリ塚は他のアリの巣と区別しにくいです。
ヒアリでない場合:2.5ミリ以下の小さなアリ、働きアリで6.0ミリ以上の大きなアリ、働きアリが全て同じ大きさのアリ
ヒアリを見つけたら
ヒアリと疑われるような個体や巣を見つけた際は、絶対に刺激(アリを踏もうとしたり、巣を壊したり等)しないでください。
該当のアリは,絶対に素手で触らないようにし、次の機関に連絡してください。
【ヒアリと思われるアリがいた場合】
環境省ヒアリ相談ダイヤル
受付時間:9時~17時 12月29日~1月3日は除く
電話 : 0570‐046‐110、IP電話からは06-7634-7300
刺された場合は
ヒアリの毒への反応は人によって大きく異なります。
体調に変化がなくても、20~30分程度は刺された部位を冷たいタオルや保冷剤などで冷やしながら安静にし様子をみて下さい。
その間、なるべく一人にならないようにしましょう。
ヒアリの毒には、ハチ毒との共通成分も含まれるため、ハチ毒アレルギーを持つ方は特に注意が必要です。
全ての人にあらわれる症状
焼けるような痛み、かゆみ、膿(うみ)刺された瞬間に、熱いと感じるような、激しい痛みを感じます。
刺された部位に小さな赤みが出てきて、翌日には赤みの中央に膿がたまったようになります。
軽いかゆみが出ることもありますが、その後は皮膚症状が徐々に改善していきます。
ヒアリ類の毒にアレルギー体質を持っている人に起こる症状
刺された直後から刺された部分を中心に、赤みや腫れが起こり、かゆくなります。
時には全身にかゆみをともなう赤みやミミズ腫れ(じんましん)が現れることがあります。
じんましんが出たり、体調不良などの異常を感じた場合は、すぐに医療機関(病院)を受診してください。
刺されて20~30分以内に、息苦しさ、声がれ、激しい動悸やめまい、腹痛などを起こすことがあり、進行すると血圧が急に低下して意識を失うこともあります。このような症状が現れた場合には、強いアレルギー反応による「アナフィラキシーショック」の可能性が高く、処置が遅れると生命の危険を伴いますので、救急車を呼ぶ必要があります。その場合、「アリに刺されたこと」、「アナフィラキシーショックの可能性があること」を伝えてください。なお,刺したアリの死骸を持参できる場合は,医療機関に持参すると診断に役立ちます。
ヒアリかどうか確認したい
発見した個体については以下の手順で保管し,下記相談先で確認をお願いします。
保管方法
家庭用の殺虫剤で殺虫し、死んだことを確認してください。
直接手を触れずに、割り箸などを使って、ティッシュや食品用ラップ、小さな容器等に入れて保管しておいてください。(なるべく、つぶさないようにしてください。)
相談先
環境省ヒアリ相談ダイヤル
受付時間:9時~17時 12月29日~1月3日は除く
電話 : 0570‐046‐110、IP電話からは06-7634-7300
アカカミアリについて
アカカミアリはヒアリと特徴が似ておりアカカミアリは、体長3ミリから5ミリで,体色は赤褐色、頭部が褐色のアリで、ヒアリに比べると毒は弱いといわれています。「アカカミアリ」か「ヒアリ」かの区別は専門家でないと難しいと言われています。アカカミアリも特定外来生物のため,アカカミアリ,ヒアリに関わらず疑わしいアリがいる場合は,環境省ヒアリ相談ダイヤルに電話してください。