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蘇る記憶 思い出されるあの日のこと 特集 写真で振り返る海田町(カイタチョウ)

あなたは昔の写真を見て何を思いますか

あなたは昔の写真を見て何を思いますか

当時を思い出し懐かしく思う人、今とは違う景色に驚く人。1枚の写真からたくさんの思い出が蘇ります。

昨年の広報かいた5月号から連載してきた「心の風景 私の海田町(カイタチョウ)」では昔の写真を紹介してきました。紹介した写真を提供してくださったのは海田東(カイタヒガシ)公民館で活動している「海田郷土文化研究会」の皆さんです。今回は、昔の写真収集への皆さんの思いや、印象に残った写真などを紹介します。

広報かいた5月号にも掲載した海田町(カイタチョウ)の全景写真。上が昭和40年、下が現在の風景です。

海田町(カイタチョウ)は広島市中心部までのアクセスが良好な交通の結節点です。また、町内には多数の医療機関や店舗が揃うなど都市化した部分があり、昔と比べて町の姿は大きく変化しました。しかし、昔も今も変わらずに町内を流れる瀬野川(セノガワ)を中心に、豊かな自然は残ったままです。変化を続けながらも大切なものを残し、海田町(カイタチョウ)は暮らしやすい町として成長を続けています。

昨年の9月30日に町制施行60周年を迎えた海田町(カイタチョウ)。60年という時が流れる中で町の姿は変わり、これからも変わり続けます。しかし、残していくべきもの、伝えるべきものもたくさんあります。昔の写真を見て、自分の歴史、海田町(カイタチョウ)の歴史を振り返ることで、改めて「わが町 海田町(カイタチョウ)」について考えてみてください。

昔の写真を収集して

海田郷土文化研究会

海田郷土文化研究会の皆さんにお話を伺いました。

昔の写真収集は難しく、なかなか写真が集まりませんでした。昔は写真自体がほとんど無い上、引越しなどで処分されていたりしました。そんな中で親戚からその知人へ、さらにその知人へと周りの皆さんに話を伺いながら収集を続けることで、現時点で約1,700枚の写真が集まりました。

写真収集後も困難はあります。一つは年代や場所など、写真の内容がわからないものがあることです。周りの人に聞き込みをしたり、会員で写真について細かく見て話したりすることで時代や場所などを特定します。間違っていたときには、写真を見た人から正しい情報を教えていただくこともあり、とてもありがたいですね。

また、今と昔を比較するため、昔の写真に写っている場所を撮影しようとするものの、なかなかぴったりと合わず、同じ写真を撮影することにも苦労しました。

そのようにして収集、整理してきた写真は、各公民館祭り、町制施行60周年記念事業「かいた今昔写真展」、福祉センター祭りなどで展示をして、毎回たくさんの人が来場しました。知らない人同士が写真を通して交流する姿が見られたり、「この写真に写っているのは私です」という人も現れたりしましたね。また、昨年の1月に広島県知事が訪れ、海田郷土文化研究会の活動を紹介した際にも写真を展示しました。写真の風景や人々を興味深くご覧になっていたのを覚えています。

たくさんの人々の助けにより、たくさんの昔の写真を収集することができました。この写真を展示することにより、皆さんに海田町(カイタチョウ)の歴史を知ってほしいと思います。そして写真など家に残っている資料をこれからの人々に残していってほしいです。

海田郷土文化研究会の皆さんが選ぶ印象に残った写真

今月4日、5日に開催される海田公民館祭りにおいても「かいた今昔写真展」を開催します。皆さん、ぜひご来場ください。

※詳細は25ページをご覧ください。

・昔を思い出して懐かしい。

・今は無くなったが、昔はあった産業などを知ることができる。

・カキの養殖やブドウ栽培など、海田町(カイタチョウ)で昔盛んだった産業を思い出す。

・実家が農家だったため、子どもの頃を思い出す。

郷土文化研究会講座生募集

海田郷土文化研究会では講座生を募集しています。希望者は海田東(カイタヒガシ)公民館へ連絡してください。