寄せられた声をもとに、海田中学校1年の6人の生徒に取材しました
部活後の下校中、座りこんで壁に寄りかかっていた高齢女性にひとりの男子生徒が「大丈夫ですか」と声をかけました。女性は震えており、ひとりで歩ける状況ではありませんでした。一緒に下校していたサッカー部の仲間と、その様子を見て駆けつけた女子生徒は、みんなで協力し、女性を自宅まで送り届けようと考えました。女性の荷物を持ち、おんぶしようとしたのですが、中々(ナカナカ)うまくいきません。そこで先生を呼び、無事女性を自宅まで送り届けることができました。後日、女性は生徒たちの行動に大変感謝していました。
初めてこのような場面に遭遇した海田中学校1年の6人の生徒たちは、勇気をもって声をかけ、みんなで協力しながら機転を利かせたことで、女性を助けることができました。
生徒は、今回の出来事を通して、「人に感謝されたらとてもうれしい。」、「ひとりだったら助けられなかったし、友達がいたから助けることができた。何か良い行いをしても、自慢することなく、そっと心の奥にしまっておけるような人になりたい。」などと振り返っていました。
また、女性は「高齢で一人暮らしをしているので、今回の出来事は、とても心強かった。すこしでも元気に日々の生活が送れるよう私自身も努力しなければと思えた。」と話していました。