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町長コラム

海田町(カイタチョウ)の人口と子育て環境について

人口減少・少子高齢化が全国的な課題となる中、海田町(カイタチョウ)では住民基本台帳でみると9年連続で人口が増加しています。

この人口増加は、転入による社会増と出生による自然増によるものですが、転入については、子育て世代が県内から転入しているケースが多く、出生については、かいた版ネウボラを開設した平成29年度を境に、第2子以降の出生の割合が増える傾向にあります。

かいた版ネウボラでは妊娠から出産、子育てを切れ目なく支援していますが、保健師や保育士などの専門職への相談のほか、子育て世帯とのコミュニケーションの場にもなっています。こうした安心して子育てのできる環境が整っていることが、第2子以降の出生割合の増加理由の1つではないかと感じております。

平成27年に行われた国勢調査で、本町の人口は28,667人でしたが、そのまま推移すると、令和12年には26,150人まで減少するとの見通しが示されていました。

そこで、第5次海田町(カイタチョウ)総合計画で目標人口を設定し、年少者から高齢者までバランスのとれた人口構成を目指して、ネウボラや不妊治療への助成などに取り組んだ結果、町の人口は総合計画の目標を上回って推移し、令和5年5月末現在の住民基本台帳による町人口は30,650人となっています。

今後も社会情勢の変化を踏まえた施策を進め、子育て世代を含めた全世代の町民の皆様に、くらしやすさを実感していただくためのまちづくりに取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

海田町(カイタチョウ)長

西田 祐三(ニシダ ユウソウ)