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町長コラム

防災は自分事!

海田町(カイタチョウ)長 竹野内 啓佑

こんにちは。竹野内 啓佑です。市街地を囲む日浦山などの里山群、町の中心を流れる瀬野川、そこからつながる海田湾...本町をとりまく自然は、私たちに多くの恵みをもたらしてくれています。しかし、ときにその自然は私たちに牙を剥きます。未曾有の大災害となった「平成30年7月豪雨」では、私の住む地域でも、土石流や斜面崩壊により大量の流木や土砂が流れ込みました。繰り返し発生する災害に対して私たちはいかに向き合えばいいのか?

一つ言えることは、防災を「自分事」として考える必要があるということです。

6月8日(土曜日)、町民の皆さんに日頃の備えの大切さを意識してもらおうと、初めて「海田町(カイタチョウ)防災フェア2024」を開催しました。会場となった役場には1,300人を超える人が来場。見て・聞いて・体験しながら防災を身近に感じるまたとない機会になりました。後日、ハザードマップを求めて来庁される人も。自分の身は自分で守る「自助」の意識がどんどん高まることを期待しています。

危機が迫っているという防災情報を得ながら、自分だけは大丈夫だと思い込む「正常性バイアス」により多くの命が失われています。危機管理の要諦は最悪の事態を想定すること。まもなく出水期本番を迎えます。皆さん、気を引き締めていきましょう!

防災フェアの様子はまちの話題(17ページ)