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今をときめくまちのあの人に会いに行く ボリューム39

海田町(カイタチョウ)にゆかりのある人を毎月ピックアップし、現在の活動や仕事内容から、海田町(カイタチョウ)への思いまで深掘りしていきます。

8月号では、昭和55年3月に海田中学校を卒業した杉本さん・菅さん・渡邊さんの3名を取材。還暦を機に集まり、同窓会「NZ会」を結成。開催したイベントの中で感じたふるさと・海田町への思い、これからのNZ会としての活動について聞かせてもらいました。

杉本 浩一さん(左)、菅 加代子さん(中)、渡邊 康教さん(右)

昭和54年度海田中学校卒業生「NZ会」メンバー

懐かしの級友とつながって 還暦記念のイベントを企画

菅:私たちは昭和55年3月に海田中学校を卒業した同級生です。私は20代の終わりにニュージーランドへ移住。永住権を取得し、今では海外生活の方が長くなりました。日本には時々帰っていましたが、この数年はコロナ禍で帰国できず。緊急事態宣言が明けたぐらいから渡航可能になり、故郷の海田町(カイタチョウ)へ足を運べるようになりました。

杉本:僕は居酒屋を営んでいるんですが、かつての同級生がよく飲みに来てくれるんですよ。菅さんもその一人。コロナ明けで久しぶりに海田町へ帰郷した際に店に寄ってくれ「還暦記念にみんなで集まりたいね」という話になって。

渡邊:45歳のときに一度同窓会を開催したんだけど、あれから15年経ってるしね。今回はLINEグループを作って連絡先を知っている人が声を掛け合い、最終的に20人ちょっとのグループができました。名称は「NZ会」(笑)。

菅:そこからはグループで色々な案を出し合い、小学校の頃にも行った日浦山登山に挑戦することに決定。

杉本:60歳を干支でかたどったおそろいのTシャツも作ることになりました。還暦なので赤い色でね。

渡邊:準備に1年ぐらいかかったけど楽しかったですね。

達成感と友との絆を感じた日浦山登山

菅:当日はお弁当持参で午前に集合。最終的に22人の元同級生たちが参加してくれました。

杉本:私たちが選んだのは、上り下りが比較的楽なAルート。帰りも通りやすいBルートを選択しました。

渡邊:大変だったけど、途中で立ち寄る地獄岩からの眺めが絶景ですごく気持ちよかったです。

杉本:みんなで登ってるとね、いつの間にかあの頃に戻るんですよ。みんな、見た目は変わっても心は全然変わってない(笑)。ふくよかになった友人と、「この岩の隙間通れる?」なんて軽口をたたき合ったり、元自衛隊員のメンバーに最後尾をお願いしたりしてね。「なんかあったら頼むよ」って言ったら「まかせとけ」って。先頭と最後尾ではだいぶあいだがあいたけど、それでも全員なんとか登り切りました。

渡邊:みんなでっていうのが良かったんじゃないかな。一人だったらすぐリタイアしてたかも。

菅:頂上で食べるお弁当は最高でしたね。杉本くんがカメラをセットして動画を撮ってくれて、本当はその日の夜の打ち上げでみんなで観る予定だったんですよ。

杉本:なぜか不具合で流すことができず…。結局DVDにして一人ずつに渡しました。夜の会も盛り上がったよね。

菅:杉本くんの店には、いつも中学校の卒業アルバムのコピーが置いてあって、それを眺めながら「あの子どうしてる?」っていう話題で話が弾むんです。

渡邊:中学校時代は、本当に色々な思い出がいっぱいあります。杉本くんは野球部で練習に汗を流していたし、僕は陸上部で頑張ってた。懐かしいなぁ。

温かなまちと固い友情をこれからも

菅:今回イベントを企画して、仲間の大切さや故郷の良さをしみじみと感じました。ニュージーランドでのくらしが長く、日本食が恋しくなったり、例えば運動会のような日本の教育現場の行事を懐かしく思うことはこれまでもありましたが、「故郷はいいなぁ」ってつくづく感じるようになったのは、年齢を重ねたからかな。

杉本:そうそう、ずっとここにおったら良さがわからなくなる時もあるけど、子どもの頃の夏祭りとかみこしとか、本当に良かったなぁと思う。また復活してくれたらうれしいですね。そして今回、広報誌に掲載されるのをきっかけに、もしも当時の同級生が見てくれたならぜひ連絡してほしいです。次はキャンプとかやりたいなぁ。

渡邊:中学校の頃の行事を再現するのも楽しいかも。目標があったら毎日を頑張れるし、みんな病気に気を付けながら元気に過ごし、次も笑顔で集まりたいです。

菅:友人や仲間って、一生の財産。これまでのつながりを大切に、みんなが楽しく笑ってくらせたらいいなと願ってます。

杉本:はじめは顔を合わせるのにちょっぴり勇気がいるけど、恥ずかしがらずに集まってみたら、当時の楽しい気持ちがいっぺんによみがえってきますよ。後輩たちにもぜひ、このような集いの場を作っていってほしいです。

MY Favorite 海田のお気に入り

今も昔も町民が憩う瀬野川河川敷

以前は整備されていなかった瀬野川河川敷。川の水質も決してきれいではありませんでしたが、子どもの頃は皆でよく水遊びをしていました。今は水の透明度も上がり、昔のままに桜並木も美しい。町民憩いの場がよりきれいに保たれていて、とてもうれしいです。

出演者募集

かいたブランド課(役場3階)

電話番号823-9212メールアドレスbrand@town.kaita.lg.jp

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