織田幹雄スクエア
電話番号822ー7373FAX番号824ー1125
安永3年(1774年)に建替(タテカ)えられて250年を迎えた座敷棟。現在公開している内部、特に本座敷内のしつらえは、千葉家の気風を表すものとして極力原状(ゲンジョウ)を守ってきました。中でも、床の間で存在感を放っているのが、兜です。前立てに家紋をあしらった鉄製の兜は安土桃山時代のもので、武士としてのルーツを持つ同家にとって大切なものであったことは間違いありません。家紋入りではほかにも、江戸時代の当主用装束や器(ウツワ)、幕などが伝わっています。ほかにも、慶事で使用された生活道具類や装身具などもあり、かつてのくらしの様子を物語ってくれます。