ページの先頭です。

町長コラム

大災害時代を前に、「生きる力」を!

海田町(カイタチョウ)長 竹野内 啓佑

こんにちは。竹野内 啓佑です。今、日本では、大雨や台風、地震による災害の激甚化が進んでいます。ここ数年、町内でも、6月から11月にかけて大雨などによる水害が繰り返されています。また、今後30年以内に、南海トラフ地震は80%程度の確率で発生すると見込まれています。異常気象と呼ばれている昨今の自然現象が、これからスタンダードになることが予想される大災害時代を前に、私たちはどのように対応していけばよいか―。

一つ言えることは、大雨などの自然現象は制御不可能な一方で、その自然現象が災害になるかどうかは、私たちの行動次第だということ。平時のうちに自宅周辺に潜む危険性を把握し、有事の際に砦となる自宅を「点検」「整備」しておくことが、身を助けることにつながります。

海田町(カイタチョウ)では、「公助」の取組として、止水板設置(浸水対策)や木造住宅・ブロック塀の耐震化(地震対策)に対して一定額を補助するなど、町民の皆さんの「自助=生きる力」の向上を支援しています。もちろん自己負担はありますが、自分の生命や財産と比べて高いとみるか安いとみるか。先着順で絶賛受け付け中ですので、まずは担当課にご相談ください。

大きな災害が発生した時に、被害を最小限に留めるためには、まず「自助」が基本。家具固定や食品などの備蓄、早めの避難行動など、「自分(自分自身と家族など大切な人)の命は自分で守る」備えや行動が求められます。平成30年7月豪雨災害級の大雨が降ったらどうするか? 南海トラフ地震(海田町(カイタチョウ)では最大震度6弱想定)が起こったらどうするか? 「あんな災害が起こったらちょっとマズいかも」と危機感を持ちながら、「生きる力」としての「自助」を育てていきましょう!

【追伸】6月8日(日)の「防災フェア」では、今年度2回目となる町長タウンミーティングを実施。今回は自衛隊関係者と消防団長をゲストに招き、「事前防災」に必要なことなどを深掘りしていきます。