ヒマワリの花のように人を元気づけるチームに
中岡 牧絵さん(なかおか まきえ)
「かいたチア」コーチ
チアリーディングスクール
「ドリームレインボー」副代表
海田町にゆかりのある人を毎月ピックアップし、現在の活動や仕事内容から海田町への思いまで深掘りしていきます。11月号では、「かいたチア」で海田町のこどもたちにチアリーディングを教えているコーチの中岡牧絵さんを取材。同じくコーチの竹原彩乃さんと共に「かいたチア」を立ち上げたきっかけや活動を通して感じたこと、今後にかける思いなどについて語っていただきました。
チアリーディングとはスポーツを応援することから始まった表現競技で、かけ声や笑顔、特殊なジャンプ、組体操技術などを使い演技を行います。私がチアリーディングを始めたのは大学生の頃。勧誘を受けてチアサークルに入り、人を元気づけるところにすっかり魅了されました。チアを始める前は背が低いことが自身のコンプレックスだったのですが、小柄だからこそできるジャンプがあり、またそれを支える体幹(タイカン)のしっかりとしたメンバーも必要で、“体格に恵まれているかどうか関係なく誰でも活躍できる”ところにも感動しました。競技漬けの大学生活を過ごし、その後は東京の社会人チームに所属。数年間活動して郷里の広島に戻り、地元でもチアを広めることに力を注ぎました。現在は、同じくチアリーディングに精通している妹夫婦と共に立ち上げた、安佐南区のチアリーディングスクール「ドリームレインボー」スタジオを拠点に各地で教室を展開しています。海田町で2024年6月に発足した「かいたチア」は、私たちの活動を目にした海田町の方からお声がけをいただいて誕生。当初は10数名のメンバーでしたが、現在は3歳から中学生まで35名が所属しています。
仲間を信じ、自分を好きな気持ちを育む
かいたチアをメインで受け持っているのは、ドリームレインボーの専属コーチである竹原彩乃先生。まだ20代の若い彼女は、当初は「自分に務まるだろうか」と不安に思っていたようですが、日に日に成長していくこどもたちの姿を目にして大いに感激しているようです。今年3月に「織田幹雄スクエア」で開催した発表会&体験会では、あいさつをした竹原先生が感動のあまりに涙で言葉が詰まってしまうシーンがあり、こどもたちから「彩乃コーチ頑張って!」と口々に励まされていました。そばで見ていた私も非常に胸に込み上げるものがあり、あたたかな気持ちでいっぱいになりました。その日は午後から海田市(カイタイチ)祭りもあり、海田小学校の体育館でパフォーマンスを披露。地域住民の皆さんから「見ていて元気が出る」というお声をもらったり、お子さん連れのご家族から「うちもやらせてみたいです」と問い合わせをいただいたりと、有意義な一日になりました。かいたチアはまだ結成して1年半ほどの若いチームですが、いつも元気&明るさ100%。レッスンではあいさつをはじめとする礼儀や所作、互いを知って絆を深めることを大切にしています。チアはともすれば危険を伴うスポーツなので、メンバー同士を信頼することがとても大事。時(トキ)には遊びの延長線上のようなウォームアップで、時(トキ)には真剣な練習の中で、仲間を思いやり信じる気持ちを育んでほしいと思います。また、チアを通して自分を好きになり、自己肯定感を高めてくれることを心から願っています。
チアの活動で町を明るくしていきたい
海田町の町花(チョウカ)である、ヒマワリ。太陽を向いて咲く明るい花が普段から大好きで、家でもよく飾っています。かいたチアのユニフォームは、保護者の皆さんからの提案でヒマワリのデザインを採用しています。ポンポンも同じく花を思わせる黄色いカラー。見ているだけで元気が出る、そんなヒマワリの花のようなチームを今後もめざします。そして私たちの活動が、少しでも町を明るくする一助になればと思っています。
▲竹原 彩乃さん(「かいたチア」コーチ)
一言メッセージ
元気・勇気・笑顔あふれるこどもたちと一緒に成長したい気持ちで、すてきなご縁のもとにかいたチアを立ち上げました!これからもパワーアップできるようにこどもたちと共に頑張ります!
竹原 彩乃
