徘徊高齢者等SOSネットワーク事業について
徘徊高齢者等SOSネットワークとは
認知症は誰にでも起こりうる脳の病気で、記憶障害や判断力の低下等の症状があります。
認知症によって引き起こされる行動の一つとして、場所や時間の見当がつかなくなり自宅に戻れなくなる『徘徊』があります。
こうした徘徊高齢者等が行方不明になった場合に、ネットワーク機関が連携して情報を共有し、早期に発見して、安全に保護するために『徘徊高齢者等SOSネットワーク』を構築しました。
徘徊SOSネットワークイメージ図 [PDFファイル/89KB]
このネットワークを利用すると
徘徊のおそれのある高齢者等の名前,特徴や写真などの情報を、ご家族やご本人の同意を得て、SOSネットワークに事前登録することで、行方不明時などの緊急時に、関係機関への情報発信が速やかに開始されます。
また、徘徊のおそれのある高齢者等を介護するご家族に対して、SOSネットワークの流れなどについて事前に説明を行うことで、負担の軽減を図れるといった効果も期待されます。
利用方法について
(1)事前登録
- 徘徊のおそれのある高齢者等の情報を、事前に長寿保険課に登録をしてください。
- 登録に必要な様式は下記の第1号・第2号様式になります。様式をダウンロードし活用するか、長寿保険課の窓口でお渡しする様式をご活用ください。
※手数料は無料です。
※事前登録されていない方が、行方不明になられた場合でも、支援を受けることができますので、緊急時にはご相談ください。
(2)行方不明時
- まず、警察に届出をしてください。
※必ず、『徘徊高齢者等SOSネットワーク』に登録していることを伝達ください。
(3)協力依頼
- 警察から情報を得た長寿保険課がSOSネットワークの協力機関に、ご本人の情報を発信し、協力依頼をします。
※協力機関は、日常業務の中で行方不明者の捜索にご協力をお願いします。
(4)発見・保護
- 行方不明者を発見したら、警察や長寿保険課に連絡をお願いします。家族等に連絡します。
※行方不明者を見かけたり、発見した場合は、まずはやさしく話しかけるなどご本人を落ち着かせ、健康状態等を確認するとともに、関係機関に連絡するなど安全の確保にご協力をお願いします。
詳しいことは
登録方法など、事業の詳細については長寿保険課までご相談ください。
高齢者の方が安心して地域で暮らせるよう、みんなで支え合いましょう。
その他
徘徊高齢者等SOSネットワークに登録した方は、同時に認知症高齢者等の見守りシール「保護情報共有サービス(どこシル伝言板)」を利用することができます。
認知症高齢者等の見守りシール「保護情報共有サービス(どこシル伝言板)」とは、徘徊のおそれのある高齢者の服・帽子・カバン・杖などにQRコード付きの見守りシールを貼り付け、行方不明になった際に発見者がQRコードを読み取ると、発見者と家族等が高齢者の安否情報等をインターネット上で書き込むことができ、早期に保護することができるものです。
詳しくは、認知症高齢者等の見守りシール「保護情報共有サービス(どこシル伝言板)」のホームページをご覧ください。
認知症高齢者等の見守りシール「保護情報共有サービス(どこシル伝言板)」のホームページURL
http://cms2020.town.kaita.lg.jp/soshiki/19/119662.html