災害に備えましょう ~家庭内備蓄のすすめ~
大規模な災害が発生した場合,電気・ガス・水道などのライフラインの停止に加え,物資供給の停滞も予想されます。
支援が届くまで,少なくとも「1週間分」の備蓄をすすめましょう。
【家庭における備蓄品の一例】
食糧品 |
(1) 普段消費する食料を少し多めに(卵,肉,魚,野菜,米など) (2) インスタント食品,レトルト食品 (3) 缶詰 (4) 飲料水(1人1日3リットルが目安) (5) 嗜好品(菓子,コーヒーなど) |
清潔品 | 簡易トイレ(断水に備えて),救急セット(絆創膏,包帯,ガーゼ,消毒薬など),生理用品,おむつ,トイレットペーパー,ティッシュペーパー |
日用品 | マスク,カセットコンロ(ガスボンベ),常備薬,軍手,スリッパ,カイロ,雨具,はさみ,ナイフ,ビニール袋,タオル |
衣類 | 重ね着のできる衣類,防寒具,毛布,下着類,靴下 |
停電対策 | ランタン,懐中電灯,ろうそく,マッチ,携帯ラジオ,電池,モバイルバッテリー |
その他役に立つもの |
・ ラップ(水不足の際,食器として代用・食品の保存など多用途に活用) ・ 布粘着テープ(ガラスの破片等の除去,油性マジックを用いてメモとして代用,家具等の応急修理,止血,骨折箇所の固定などに活用) ・ ブルーシート,ダンボール ・ キャンプ用品(テント,寝袋など) |
必要なものは何かを考えましょう
必要なものは,人によって異なります。
乳幼児や高齢者のいる家庭では,発災時にすぐには手に入らない離乳食やミルク,常備薬などを多めに準備しておくことが大切です。慢性疾患や食物アレルギーをお持ちの方についても,常備薬やアレルギー対応の食べ物等が必要となります。
自分自身や家族の生活スタイル・健康状態を踏まえ,必要なものを普段から考えるようにしましょう。
また,自分自身や家族にとって「使いやすい」,「食べ慣れている」ものを選ぶようにしましょう。
【乳幼児にとって必要なものの一例】
食糧品 | 乳児用ミルク(粉タイプ,液体タイプ),離乳食,おやつ |
清潔品 | おむつ,おしりふき,母乳パッド |
日用品 | おもちゃ,抱っこひも |
【女性にとって必要なものの一例】
清潔品 | 生理用品 |
日用品 | 化粧品 |
【高齢者にとって必要なものの一例】
食糧品 | おかゆなどやわらかい(食べやすい)食品 |
清潔品 | おむつ,入れ歯洗浄剤 |
日用品 | 薬,救急用品,老眼鏡 |
日常生活に家庭内備蓄を取り入れましょう
「ローリングストック」 の実践により,保管場所の節減や期限切れによる食品ロスを防ぐことができます。
また,月に1度程度家庭における「防災の日」を定め,備蓄品の点検や備蓄食糧品の消費などを実践することで,「防災」をより身近なもののとして考えるきっかけになります。
リンク
○ 農林水産省ホームページ:緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド
↠ https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/gaido-kinkyu.html
○ 内閣府ホームページ:防災情報のページ 「特集 災害の備え,何をしていますか」
↠ http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h22/09/special_01.html
○ 内閣府ホームページ:防災情報のページ 「できることから始めよう!防災対策」
↠ http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h25/73/bousaitaisaku.html
○ 首相官邸ホームページ:「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」
↠ https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html