企画課
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「海田町(カイタチョウ)新庁舎整備事業の取り組みについて」の住民説明会を全4回の日程で開催しました。
2月8日(金曜日)に福祉センター、12日(火曜日)にサンピア・アキ、13日(水曜日)にひまわりプラザ、19日(火曜日)に町民センターで開催し、延べ93人の皆さまに参加していただき、たくさんの貴重なご意見をいただきました。引き続き実施設計を行ない、よりよい庁舎整備に向けて取り組んでまいります。
主な質疑応答
質疑 現在建っている庁舎を耐震補強して再整備せず、建て替えにした理由を説明して欲しい。
回答 新庁舎を検討する上では、熊本地震の発生が大きな影響を及ぼしました。検討の結果、地震対策のためには免震構造(メンシンコウゾウ)が有効であると判断しました。現在の庁舎を免震化(メンシンカ)することも技術的には可能ですが、劣化したコンクリート等(トウ)の建築部材は強度の回復が難しく、また短い期間で建物の建て替えが必要となることから、結果としてコストがかかってしまいます。そのため、新庁舎の整備にあたっては、建て替えが望ましいと判断しました。
質疑 住民が自由に出入りして利用できるスペースはあるのか。
回答 1階に町民交流スペースの設置を予定しています。町民のかたに気軽に利用していただくことや、住民団体の会合などに使っていただく場として想定しています。
質疑 ガラス張りの庁舎となっているが、他都市ではガラスが割れて危険な状態になっている事例もある。耐震、安全性の対策はどのようになっているのか。
回答 他都市の事例やご指摘いただいた意見を踏まえ、現在おこなっている実施設計の中で、品質・材質を決定していきたいと考えています。
質疑 災害の際、庁舎の停電時に電源を確保するため、太陽光パネルを設置しないのか。
回答 停電時のため、自家発電設備を整備し、3日分の電力を賄うことを考えています。
質疑 2階に行く際にアクセスデッキを使うことになると思うが、アクセスデッキはスロープなどによりバリアフリーになっているのか。
回答 スロープにはなっていないので、ベビーカー等(トウ)を利用される場合はエレベーターを利用していただければと思います。なお、階段はバリアフリー法で定める基準より緩やかな勾配にしており、昇りやすさに配慮しています。
質疑 新庁舎周辺の道路の改良も検討していただきたい。
回答 来年度に詳細な検討を行ない、できる限り利用者の皆さまの円滑なアクセスが可能となるよう整備していきたいと考えています。
質疑 新庁舎へのアクセスについて、町(チョウ)の循環バスの活用を考えているのか。
回答 新庁舎移転に伴う循環バスのルートの見直しを行なうため、今年度からアンケート調査を実施する予定です。この結果を踏まえながら、新庁舎へのアクセスを向上させるための検討を行なってまいります。
質疑 建築費が高いと思う。この金額をどう評価しているのか。
回答 建築コストについては、勤務する職員の人数から適正な新庁舎の目標規模を定め、その規模に統計上(トウケイジョウ)の全国の公務用建築物の平均単価を掛けて概算事業費を算出し、目標として定めました。
その際の単価は、基本計画を策定した平成28年度では1平方メートル当たり40万8千円でしたが、平成29年度には1平方メートル当たり52万7千円まで、急激に上昇しています。
平成30年度に策定した基本設計では、具体的な構造や平面等(トウ)の設計を行ない、概算事業費の算出を行なっていますが、免震構造(メンシンコウゾウ)に関係する部分を除く部分については、1平方メートル当たり49万7千円の単価で建築可能と見込んでおります。
なお、目標については、平均単価で定めましたが、コスト縮減に努めながら、設計に取り組んでいるところです。
質疑 町(チョウ)の災害対策拠点になるとのことだが、避難所や待機場所にはなるのか。
回答 長期的な避難生活の場としての活用は考えておりませんが、災害が迫っている場合などの緊急時には、一時的な避難の場として活用可能です。
※当日の説明資料や、質疑応答の内容など詳細については、海田町(カイタチョウ)ホームページ(http://www.town.kaita.lg.jp/soshiki/0/111825.html)に掲載予定です。