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水道料金の改定の検討状況 その3

上下水道課

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海田町(カイタチョウ)では、水道事業の将来を見据えて今年1月に策定した水道事業の基本計画である『海田町(カイタチョウ)水道ビジョン』に基づき、適正な料金改定の検討を進めています。

海田町(カイタチョウ)の水道料金は主に家庭生活で使用されている一般用と店舗や病院、工場などの事業所で使用される業務用に区分され、業務用が一般用に比べて料金が約1.2倍高く設定されています。一般用に低廉な料金を設定することで水道の普及を促進することを目的にしたものですが、現在の水道普及率は99.1%であり所期の目的はほぼ達成されています。

また、水道を多く使えば使うほど料金単価が高くなっていく逓増性もあり、単価の差は2.0倍です。多量使用者の料金を高く設定し水の使用を抑制することを目的にしたものですが、現在は節水意識の向上や節水型機器の普及により給水量は減少傾向にあり、使用水量の抑制という目的はすでに達成されたと考えられます。

これらのことから、現状では下の図のとおり一般用よりも業務用の使用者に料金負担が偏っています。

一般用と業務用の有収水量(ユウシュウスイリョウ)と料金収入の割合

一般用

有収水量(ユウシュウスイリョウ) 79.0%

料金収入 66.8%

料金負担の割合が小さい

業務用

有収水量(ユウシュウスイリョウ) 20.1%

料金収入 33.1%

料金負担の割合が大きい

その他用

有収水量(ユウシュウスイリョウ) 0.9%

料金収入 0.1%

将来的には、負担の公平性等を考慮して策定された、日本水道協会の水道料金算定要領に示されている料金体系に移行することとし、徐々に一般用と業務用の料金格差を縮小していくことが望ましいと考えています。

今年6月に引き続き、10月には第5回海田町(カイタチョウ)水道事業経営審議会を開催しました。海田町(カイタチョウ)の水道料金体系の特徴や今後の料金改定の基本的な方針について説明し、料金改定を進めていくうえでの貴重なご意見をいただきました。

・主な意見

・料金の負担は誰かに偏るのではなく、皆が平等に支払うほうがいい。

・料金体系の移行は使用者への影響が大きくならないように徐々に行なったほうがいい。

・料金の福祉減免制度は県内で海田町(カイタチョウ)を含めて3市町しか行なっていないが、継続したほうがいい。

※当日の説明資料や質疑応答の内容などは、町(チョウ)のホームページに掲載しています。

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