ページの先頭です。

竹野内町長のタウンミーティングをレポート!

〈テーマ〉 「まちと建築とサードプレイス ~店舗誘致がまちを変える~」

町長自ら出向き、これからの海田の“みらい”を考えるヒントを探るのが町長タウンミーティング。今回訪れたのは、JR海田市駅近くにオープンしたカフェ「brique rouge」。ランチやカフェを楽しむお客様もおられる中、「魅力的なまちはどうつくる?」という問いを手がかりに、3人で海田町(カイタチョウ)の未来について熱く語り合いました。

海田町(カイタチョウ)長 竹野内 啓佑

自らも育った海田町(カイタチョウ)に恩を返したいと令和5年に海田町(カイタチョウ)長選挙に立候補し、当選。一級建築士としての行政経験を活かしながら、10年後、誰もが憧れるまちを目指し、日々奮闘中。

brique rouge 新谷 知紀 さん

ホテルでパティシエとして活躍後、海田町(カイタチョウ)内にDELAMER焼き菓子店をオープン。食材とお店の雰囲気にこだわりぬいたお店は人気店に。多くのお客さんでにぎわっています。この春、2店舗目となるカフェbrique rougeがオープン。

MOLERS 三澤 正明 さん

JR海田市駅から徒歩7分の安芸区船越に昨年11月にオープンした本屋、喫茶、アートのお店MOLERS。本業の不動産賃貸業の傍ら、このエリアに魅力的な店主の店を誘致し、暮らしたくなるまち、訪れたくなるまちの拠点にしたいとお店をオープン。海田町(カイタチョウ)にポテンシャルを感じ、さまざまな企画を検討中。

人が店をつくり、店がまちを面白くする

竹野内町長:

おふたりともJR海田市駅周辺に店をオープンされていますね。この場所を選んだ理由や、海田町(カイタチョウ)の印象からお聞きかせいただけますか?

新谷さん:

海田町(カイタチョウ)にはカフェがほとんどなかったので、「誰かの居場所になるようなカフェをつくりたい」と思って立地を考えたときに、駅の近くなら車を持っていない若い人たちも来やすいし、JR海田市駅は山陽本線と呉線の両方が通っているので、広島市内や西条・呉方面からもアクセスしやすいのではと考えました。いわゆる「サードプレイス」みたいな、そういう居場所的な存在ができたらいいなと。

三澤さん:

JR海田市駅のアクセスの良さは、大きな魅力ですよね。一方で、他の市町の人からは「通り過ぎるまち」といわれることもあって、じゃあどんなまちだったら、行ってみたくなるのかなと考えたとき、僕は歩いて行ける距離に“いい店”がたくさんあることだと思ったんです。じゃあ、“いい店”はどんな店かというと、魅力的な店主がいて、人との出会いがある店。店に行く目的がモノを買うだけじゃなく「人に会う」ことが目的になると、お客様は何度も通ってくださるんです。

新谷さん:

確かに、僕も「この人から買いたい」と、人を基準に店を選ぶこともあるし、自分の店のスタッフにもファンがいて、そういうお客様はリピートしてくださいますね。

竹野内町長:

「“いい店”は人がつくる」という話は、今回のテーマを考えるうえで大きなヒントになりそうですね。

三澤さん:

たとえば僕の「MOLERS」や新谷さんの「brique rouge」が、人と人がつながる場になれば、お客様にとって店が「居場所」になる。そういう居場所ができると、暮らしが本当に豊かになるんですよね。そのうち「この店があるここに住みたい」とか、「brique rougeさんの近くにお店を出したい」と思うようになる可能性だってあるわけです。

竹野内町長:

なるほど、そうした時に役場ができることは、規制緩和と行政の広報を活用した情報発信の2つかなと思うんですが、事業者視点で「もっとこうしてほしい」という要望や提案はありますか?

三澤さん:

確かに、消防法や建築基準法といった規制が、店を始める人にとってハードルになることが多いので、規制緩和をしてもらえると嬉しいですね。逆にそれ以外は何もしなくて大丈夫というか、とにかく民間の力を信じて支援してほしいと思います。

竹野内町長:

おっしゃる通り、規制が出店意欲のある人の邪魔をしないよう、やりやすい環境を整えることこそが行政の役割ですね。

10年後、誰もが憧れるまちになるために

竹野内町長:

おふたりのお店のような取り組みが、JR海田市駅周辺で次々と生まれるようにしたいと思うのですが、そのためには行政としてどのようなアプローチ方法があると思いますか?

新谷さん:

たとえば、東京の表参道なら「お洒落なまち」、渋谷なら「若者のまち」というように、パッとイメージが湧くまちってありますよね。海田町(カイタチョウ)も、そんなわかりやすいイメージをつくって発信していけば、「その雰囲気が好き」と感じる人たちが集まってくる気がします。

三澤さん:

その“イメージづくり”とあわせて、広島のタウン誌などで海田町(カイタチョウ)の特集を組んでもらうなどできれば、さらに人が集まって、「ここでお店やってみたいな」と思ってくれる人も現れるかもしれません。実は今ちょうど、海田町(カイタチョウ)内でお店を出しやすい仕組みや物件を整えているところなので、そういった取り組みも一緒に紹介できれば、より良い流れが生まれるのではと思います。

「竹野内町長のタウンミーティング」は、第5次海田町(カイタチョウ)総合計画後期計画策定に向け、今後もさまざまなジャンルで活躍されている皆さんのお話を聞かせていただきたいと考えています。
くわしくはこちらを確認してください。当日の動画も配信しています。

かいたブランド課(役場3階)

電話番号823-9212メールアドレスbrand@town.kaita.lg.jp